#33 台湾旅行記(3)台東〜花蓮

みなさん、こんにちは。日本語教師のたまです。
この番組は、日本語を勉強している人のためのpodcastです。
日本の生活や文化、日本語のことについて、できるだけわかりやすい日本語で話します。

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こんにちは。みなさん、いかがお過ごしですか?
最近、少しづつ暖かくなってきましたね。わたしのうちには梅の木があります。その梅の花が、今、たくさん咲いています。白くて小さな花です。いい香りがします。
先日は、うぐいすが鳴いていました。うぐいすは小さな鳥で、梅の花が咲く頃、「ホーホケキョ」と鳴き始めます。「梅」と「うぐいす」は日本人にとって、春を連想する、春を感じる特別なものです。

3月20日は、季節の言葉で「春分(しゅんぶん)」でした。このPodcastのリスナーさんなら、覚えているかな?以前も話しました。「春分」は、昼と夜の長さが同じになる日です。これから昼の時間が少しづつ長くなるんです。
いよいよ本格的な春が来たんだなあ!って感じですね。

さて、台湾旅行のお話、今回は3回目です。まだまだ続きます。旅行が長かったので、話も長くなってしまいますね。

前回は、高雄(たかお)というところの話でした。

高尾の次に、台東(Táidōng)へ行きました。日本語の読み方は「たいとう」です。
台東へ行ったのは3回目です。1回目は30年以上前のことでした。2回目は3年前。そして今回です。

前回来た時は、ホテルで自転車を借りることができたので、自転車でサイクリングを楽しみました。でも今回泊まったAirbnbにはレンタル自転車がありませんでした。
それに台東は、バスもあまり多くありません。
それで、今回はどこに行くにも、歩いて行きました。
歩きですから、あまり遠くまで行けません。だいたい宿の近くをうろうろ散歩するだけです。
でも、台東の街自体があまり大きくないので、行きたいところにはたいてい歩いて行くことができました。

台東では一軒のパン屋さんへ行きました。
そのお店は、以前台湾のテレビ番組で見たことがあったお店で、一度行きたいと思っていたんです。
そのお店は、静かな住宅街(じゅうたくがい)にありました。「住宅街」とは、一軒一軒の家がたくさん集まっている地域です。こんなところにお店があるの?と思うような静かなところでした。

小さいパン屋さんですが、手作りのパンが並び、ほっと落ち着く空間でした。店の奥で、パンを作っている様子も見えました。
トーストとコーヒーをオーダーして、テーブルに座って、店内を眺めながら、なんというか、表現が難しいんですけど、このお店の第一印象、一番最初に感じた印象は「人」だったんです。ここは「人」が感じられるなって思ったんです。温かさとか、手作り感とか、個性とか、たぶん、店主さんの個性が表現されていたんでしょうね。ほんとに不思議と落ち着く空間でした。

わたしが台東に行く、というと、台東で何をするの?とよく聞かれます。たしかに、台東は小さい街で、有名な観光地もあまりありません。でも、台北のような都会の場合、見たいところ、行きたいところ、食べたいものがたくさんあって、毎日忙しいですよね。何もない台東だからこそ、のんびりゆったり過ごすことができるのが、魅力だなあと思っています。

台東の次は「花蓮」へ行きました。日本語の読み方は「かれん」です。

花蓮ではちょうど、台湾の旧正月、農暦(のうれき)のお正月の時期でした。
旧正月の日は、お店が早く閉まったり、休みだったりします。
なので、ほとんど毎晩、夜市(よいち)へ行って晩ご飯を食べました。

花蓮では原住民料理が食べたかったので、夜市の原住民料理の店によく行きました。原住民料理は、台北ではあまり見かけないような野菜や山菜を使った料理がいろいろあって、それがおいしいんです。
原住民料理だけでなく、花蓮では野菜がおいしいと思いました。
食べ物に関しては、わたしは花蓮の食べ物が一番自分に合っているなあと思いました。

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はい、今回のお話はここまでです。最後に、今日のエピソードで登場した重要な単語を復習しましょう。 今すぐペンを手に取って、聞こえた単語を書き留めてリスニングを練習することができます。 WEBサイトのスクリプトを見て、答えが合っているかどうか確認できますよ。では、始めましょう。

1 梅の花
2 うぐいす
3 連想する
4 春分
5 本格的な
6 一軒
7 住宅街
8 落ち着く
9 空間
10 個性
11 表現
12 原住民
13 山菜

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はい、今回は台湾旅行の話の3回目でした。実はまだ続きがあります。どうぞお楽しみに!

このPodcastを気に入っていただけましたら、フォロー・評価いただけるととっても嬉しいです。
今日も最後までお聞きいただきありがとうございました。
それでは、今日はここまで。
また次回、お会いしましょう。


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