#36 台湾の地震

みなさん、こんにちは。日本語教師のたまです。
この番組は、日本語を勉強している人のためのpodcastです。
日本の生活や文化、日本語のことについて、できるだけわかりやすい日本語で話します。

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先日、台湾で大きな地震が起きました。台湾の皆さん、ご無事でしょうか。大丈夫ですか?
わたしはふだんテレビを見ないので、最初、台湾で地震が起きたことを知りませんでした。
友人から「台湾で地震があったけど大丈夫?」と聞かれて、初めてニュースを見て、地震のことを知りました。
でもその時は、こんなに大きな地震だとは思いませんでした。
地震のニュースは、最初は、あまり情報が入ってこないので、詳しいことがわかりません。
でも、時間が経つにつれて、だんだんと、被害の様子がわかってきました。
建物が倒れ、山では土砂崩れが起きて、ほんとうにこわいと思いました。
震源地の近く、花蓮には2月に行ったばかりでした。
友だちも知り合いもいますから心配でした。
少しでも早く復興できるよう、わたし自身も何かできることがないかな、と思っています。

こんな大変な状況の中、日本では、あることが話題になりました。
それは、台湾の避難所についてです。
被害が大きかった花蓮では、地震発生から4時間ほどで、学校の体育館に避難所が開設されました。
その早さもすごいですが、体育館の中には、避難者のプライバシーが守られるようなテントが設置されていたんですね。
テントの中にはベッドもありました。
シャワーやトイレなどの設備もありました。
さらに、食事や、下着などの日用品も無料で提供されていました。
短い時間で、こんなに充実した設備やサービスができたということが、日本にとっては驚きでした。
日本の避難所では、たくさんの人が床で寝て、プライバシーがあまり守られない状況が一般的だからです。

どうしてこんなに早く、充実した避難所を開設することができたのでしょうか。
台湾では、ふだんから、行政と民間が協力して、なにか災害があればすぐに行動できるよう準備や訓練をしていたそうです。

日本とは、避難者の人数も違うし、環境も違うので、同じように比べることはできませんが、日本は、台湾から学べることも多いのではないかと感じました。

まだまだ大変な状況が続いていると思いますが
どうか1日も早く穏やかな日常が過ごせるように心から祈っています。









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