#17 運動会

みなさん、こんにちは。日本語教師のたまです。
この番組は、日本語を勉強している人のためのpodcastです。
日本の生活や文化、日本語のことについて、できるだけわかりやすい日本語で話します。

10月になりましたね!朝晩、ずいぶん涼しくなりました。
さわやかな秋の空気が気持ちいいですね。
秋は、さわやかな気候(きこう)で、スポーツを楽しむのに向いていることから「スポーツの秋」と言われます。学校や地域(ちいき)、企業(きぎょう)などの「運動会(うんどうかい)」が開催(かいさい)される時期です。

日本の小学校では、毎年春か秋に運動会が開催されます。
今日はこの「運動会」について、お話ししたいと思います。

日本の小学校には、いろいろな行事(ぎょうじ)があります。「運動会」も、そのひとつです。
以前は、秋によく開催されていましたが、最近は、春に開催するところも多いようです。

運動会には全校生徒(ぜんこうせいと)が参加します。紅組(あかぐみ)、白組(しろぐみ)のチームに分かれて、競技(きょうぎ)をします。かけっこやダンスなどいろいろな種類の活動(かつどう)やゲームがあります。

ここでは、みんながよく知っている基本的な運動会の活動を紹介します。

まず「徒競走(ときょうそう)」
これは、ある決まった距離(きょり)を走って、速さを比べる競技(きょうぎ)です。走る距離は、学年によって違います。1位、2位、3位というふうに、順位(じゅんい)が決まります。足が速い子にとっては楽しい競技ですが、走るのが苦手な子にとっては憂鬱(ゆううつ)な種目かもしれませんね。

それから「綱引き(つなひき)」
「綱(つな)」とはロープのことです。紅組、白組の2つのチームに分かれて、1本の太くて長い綱を両側から引き合います。自分の陣地(じんち)、エリアの方に引き寄せた方が勝ちです。みんなで力を合わせて大きな綱をひっぱります。簡単なルールでわかりやすく、子どもから大人まで、おおぜい参加できる楽しい競技です。

次に「玉入れ(たまいれ)」
これは高いところにあるカゴの中に、玉を投げて入れるゲームです。紅組、白組に分かれて、決まった時間の間に、たくさん玉を入れた方が勝ちです。高いところにあるカゴに向かって、たくさんの玉が投げられる様子は、花火のようで華(はな)やかです。テンポのいい音楽が流れて、盛り上がる種目です。

それから「大玉送り(おおだまおくり)」
「大玉」は、大人の身長くらいある大きな玉です。紙で作られているので、軽いです。この大きい玉を、頭の上まで持ち上げて、それを手でころがしながら、ゴールまで運ぶ競技です。紅組と白組2つのチームに分かれて、列をつくって、大玉を送っていきます。早くゴールした方が勝ちです。大きな玉が運ばれていく様子は迫力満点(はくりょくまんてん)です。

最後に「リレー」
運動会のメイン競技といえば「リレー」。リレーは、4〜5人でひとつのチームを作り、バトンを持って走ります。最初のランナーは、次のランナーにバトンを渡します。バトンの受け渡しが難しく、見ている方も緊張します。リレーのチームには足が速い人が選ばれることが多いので、走るスピードも早く、盛り上がります。

小学校の運動会では、ほかにもさまざまな競技や、ダンスなどの発表もあります。運動が苦手な子どもも、走ったり踊ったりするのが大好きな子どもも、それぞれが楽しめる種目が用意されています。

秋は、小学校だけでなく、地域や会社などでも運動会が開催されます。気持ちのいい青空のもと、からだを動かすいい機会です。もし機会があったら、ぜひ参加してみてくださいね。

さて、今日は運動会についてお話ししました。

みなさんは、運動会見たり参加したりしたことがありますか?どんな競技をやってみたいですか?
webサイトのコメント欄にメッセージを残していただけたら嬉しいです。
質問やリクエストもお待ちしています!

それでは、今日はここまで。
また次回お会いしましょう。

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