#7 日本のお風呂〜おうち編

みなさん、こんにちは!日本語教師のたまです。

今日は、日本のお風呂について、話してみたいと思います。

日本では一般に、ほとんどの家に「お風呂場(ふろば)」があります。

「お風呂場」
「お風呂場」って何でしょうか?

お風呂場というのは、お風呂に入る場所で、「浴室(よくしつ)」「バスルーム」ともいいます。
ひとつの部屋の中に、「湯船(ゆぶね)」と、「洗い場(あらいば)」やシャワーなどがあるところです。

「湯船(ゆぶね)」は、お湯を入れて、人がその中に入る大きな箱のようなものです。
「風呂」「浴槽(よくそう)」「バスタブ」ともいいます。
湯船のお湯の中に入ることを「お風呂に入る」「お湯に入る」「湯船に入る」などといいます。

「洗い場」とは、頭や身体を洗うためのスペース、場所のことです。
「洗い場」には、小さい椅子や、「手桶(ておけ)」、「洗面器(せんめんき)」などがあります。
手桶は、取っ手(とって)、手で持つところがある、小さなバケツのようなものです。バスタブのお湯をくんだり、からだにかけたりする時に使います。
洗面器は、丸くて浅い入れ物です。お湯をためて、顔や体を洗うときに使います。

お風呂に入る時、まず服を脱ぎますね。
一般には、お風呂場の隣に、服を脱いだり着たりするための場所があります。これを「脱衣所(だついじょ)」と言います。

脱衣所で服を脱いだら、お風呂場に行きます。

お風呂の入り方は、人によってさまざまだと思います。

ここでは、わたしが子どもの頃、親から教えられたお風呂の入り方を話しますね。

まず洗い場で、かけ湯をします。お風呂に入る前にからだにお湯をかけることを「かけ湯」と言います。 これは、からだの汚れをおとすためです。汚れたからだのままお風呂に入ると、お湯を汚してしまうからです。それから、もう一つ、お風呂の温度に体を慣らすという理由もあります。特に寒い日は、からだも冷えていますね。そんなとき、急に熱いお湯に入るのは、からだによくないです。だから、まずかけ湯をして、からだを温めてから、お湯に入ります。

ゆっくりお湯に入って、からだが温まったら、お湯から出て、洗い場で髪やからだを洗います。からだを洗うとき、石けんの泡が湯船に入らないように気をつけます。
また、髪の毛などが湯船に入らないように気をつけます。

家庭のお風呂では、同じお湯に、家族全員が入りますから、次に入る人のために、お湯をきれいに使う必要があります。
使った椅子や洗面器も、お湯を流してきれいにします。

からだを洗った後、もう一度湯船に入ってあたたまります。この時間がほんとうに幸せな時間です。

お風呂から出ること、湯船から出ることを、風呂から「上がる」と言います。
お風呂から上がったら、きれいなお湯でからだを流します。これを「上がり湯」と言います。

そうして、最後に、お風呂場から出る前に、タオルでからだの水分を軽く拭き取ります。脱衣所を濡らさないようにするためです。

わたしが子どもの頃は、こんな感じで毎日お風呂に入っていました。

最近は、ユニットバス、といって、お風呂とトイレが同じ部屋になっているところも多いですね。洗い場がないので、浴槽の中でからだを洗います。シャワーだけで大丈夫、という人はいいかもしれませんね。

さて、今日は日本の家のお風呂についてお話ししました。

次回は、日本の温泉について、お話ししたいと思います。
日本で温泉に入る時は、どんなマナーがあるのか、気になる方は、次回もぜひ聴いてくださいね。

それでは、今日はここまで。また次回お会いしましょう。




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