#10 夏の星空

みなさん、こんにちは!日本語教師のたまです。

先日、うちの近くで花火大会がありました。

わたしのうちは、街から遠く離れています。まわりは、畑や森ばかりです。大きい建物やお店がありません。

家も少ないので、夜になるとまっ暗(くら)になります。「まっ暗」とは、なにも見えないほど暗い様子です。

花火は、わたしのうちのすぐ近くで行われました。わたしは家族と一緒に、庭で花火を見ました。空に丸い花火が広がって、きれいでした。大きい音がして、迫力(はくりょく)がありました。

でも、小さい花火大会なので、すぐに終わってしまいました。

花火が終わったら、まわりはほんとうに暗くなりました。

そのとき、空に星がたくさんあることに気がつきました。花火を見ていた時は、明るくて気がつかなかったんですね。

まわりが暗いので、ほんとうにきれいに星が見えました。
特に明るい星が3つ見えました。これは「夏の大三角(だいさんかく)」と呼ばれる有名な星です。ひとつは、七夕(たなばた)の物語に出てくる「彦星(ひこぼし)」、もうひとつは「織姫星(おりひめぼし)」です。その間に「天の川(あまのがわ)」が見えます。

星を見ていたら、なんと、流れ星(ながれぼし)が流れました。

流れ星が光っている間に、三回願い事を言うと、願いがかなうという言い伝え(いいつたえ)がありますね。「言い伝え」とは、昔から人々が口で話して伝えられてきたことのことです。

流れ星が流れるのは一瞬(いっしゅん)です。「あっ!! 流れ星だ!」と思った瞬間(しゅんかん)にもう消えてなくなってしまいます。その間に願い事をするのは難しいですね。

なぜ流れ星が光っている間に、三回願い事を言うと、願いがかなうと言われているのでしょうか?

実は、あまりはっきりした理由はわかっていないそうです。

わたしは以前(いぜん)、こんな話を聞きました。

流れ星が流れる時、すぐに願い事を言うことができる人は、いつも頭の中にその願いがあるそうです。普通の人より強い気持ちで願っているので、実現(じつげん)する可能性も高いのかもしれない、ということです。

それを聞いて、なるほどなあ、と思いました。ふだんから、強い願いを持ち続けることは大切ですね。

それでは、今日はここまで。
また次回、お会いしましょう。

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