#12 9月の行事「防災の日」「敬老の日」

みなさん、こんにちは。日本語教師のたまです。
この番組は、日本語を勉強している人のためのpodcastです。
日本の生活や文化、日本語のことについて、できるだけわかりやすい日本語で話します。

9月になりましたね〜!まだまだ暑い日がありますが、夜や朝は、少し涼しくなってきました。暑さがやわらいできました。太陽が沈む時間も早くなってきましたね。前は、7時でも明るかったのに、最近は6時を過ぎると、もう暗くななります。これからどんどん、昼よりも夜の時間のほうが長くなっていきますね。

9月は夏から秋へ季節が変わる時期です。この時期は、いろいろな行事があります。今日は、9月の行事についてお話ししたいと思います。

まず、9月の最初にある行事は「防災(ぼうさい)の日」です。「防災」とは「災害(さいがい)を防(ふせ)ぐ」という意味です。台風・地震・火事などで、人の命や生活に被害(ひがい)、よくないことが起こる。これが災害ですね。この災害が起こらないように気をつけたり、起こった時に被害が大きくならないようにすることが、「防災」です。


今日9月1日が「防災の日」です。これは毎年9月1日に決まっている記念日です。1923年、今からちょうど100年前に、日本の関東地方で大きな地震がありました。これを「関東大震災(かんとうだいしんさい)」と呼んでいます。この地震で、たくさんの人が亡くなって、大きな被害を受けました。この「関東大震災」にちなんで、「防災の日」が作られました。

「防災の日」は、避難訓練(ひなんくんれん)をしたり、防災用品(ぼうさいいようひん)を点検(てんけん)したりします。「避難訓練」とは、もし災害が起きたら、どこへ逃げるか、どうやって家族と連絡するか、などの練習です。学校や職場(しょくば)、地域(ちいき)のコミュニティなどで、練習をします。「防災用品」は、災害の時に使うものです。水道や電気が使えなくなった時のために、水、懐中電灯(かいちゅうでんとう)、非常食(ひじょうしょく)などを用意します。防災用品をリュックサックに入れて、いつでも持ち出せるようにしておくと、安心ですね。

みなさんも、今日は避難訓練がありますか?近くの避難場所を確認したり、防災用品を準備したりして、災害に備えましょうね。

次の行事は「敬老(けいろう)の日」です。「敬老の日」は、長い間社会のために働いてきた老人、お年寄りの人たちを敬い、長生きをお祝いする日です。

これは毎年9月の第3月曜日に決まっています。3番目の月曜日です。決まった日はありません。毎年違うので、気をつけてくださいね。今年は9月18日が「敬老の日」です。「敬老の日」は国民の祝日(しゅくじつ)です。祝日は休日(きゅうじつ)、休みの日です。学校や役所、多くの会社が休みになります。カレンダーを見ると数字の色が赤くなっていますね。これが祝日です。

敬老の日は、家族が集まって一緒に食事をしたり、プレゼントを贈ったりして、お祝いします。

ところで、「敬老の日」は、何歳からお祝いするのでしょう?60歳?65歳?
みなさんは、何歳からお祝いするのがいいと思いますか?
最近は60歳、65歳など高齢(こうれい)になっても、毎日元気に活躍(かつやく)している方がたくさんいらっしゃいます。自分を老人だと思っていないのに、「敬老の日」に祝われるのは、いい気持ちがしないかもしれませんね。
実は、「敬老の日」を祝う人の年齢は、特に決まっていません。年齢に関係なく、それぞれのタイミングでお祝いするようです。「孫」が生まれて、おじいちゃん・おばあちゃんになった時にお祝いする場合が多いそうですよ。かわいい孫から祝ってもらえるなら、うれしいですよね。

さて、今回は9月に行われる「防災の日」と「敬老の日」についてご紹介しました。
9月の行事はほかにもいろいろあります。
次回、引き続き、ほかの行事もご紹介していきますね。

このPodcastのスクリプトは、ホームページに載っています。こちらもぜひチェックしてみてください。

それでは、今日はここまで。
また次回、お会いしましょう。

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