164 東京で迷って、歩いて、疲れた話|Getting Lost, Walking, and Getting Tired in Tokyo|在東京迷路、走路,走到好累

みなさん、こんにちは。「てくてく日本語」日本語教師のたまです。この番組は、日本語を勉強している人のためのポッドキャストです。日本の生活や文化、日本語のことについて、できるだけわかりやすい日本語でお話します。

今回は、先日、東京へ行ったときのことをお話しします。

以前のPodcastで、「東京で何をするか、AIに相談してみた」というお話をしましたよね。

どこで何を食べるか、空いた時間に何を見に行くか、そして、どうやって移動するか。AIと一緒に、いろいろな計画を立てました。

では、実際に東京へ行ってみて、どうだったのでしょうか。

計画どおりにいったのか。それとも、思いがけないことがあったのか。

今回は、東京に着いてからの半日を振り返りながら、お話ししたいと思います。

今回、東京へ行った目的は、日本語教師の研修に参加することでした。研修が始まる時間が朝早かったので、前の日に東京へ行って、ホテルに一泊することにしました。

その日、家を出て高速バスに乗ったとき、天気は曇りでした。でも、東京に近づくにつれて、雨が降ってきました。ちょうど台風が近づいてくる時期だったんです。

新宿に着いたときには、けっこう雨が降っていました。

まず、ホテルまでどうやって行くか、Googleマップで調べました。雨が降っていたので、できるだけ外を歩かなくてもいいルートがいいと思いました。

そして、ホテルのすぐそばに駅があるルートを見つけました。そのルートでは、電車を一回乗り換える必要がありました。

乗り換えの駅に着いたんですが、その駅には、電車の路線が5本くらい通っているんですね。どこへ行けば、乗り換える電車のホームに行けるのか、全然わかりませんでした。

しかも地下鉄の駅でインターネットがつながらず、Googleマップを見ることもできませんでした。

駅にある地図を見て、「たぶん、こっちかな」と思って歩いていったら、全然反対の方向だったりして、めちゃくちゃ迷いました。

実は私、若いころは、地図を読むのが得意だと思っていたんです。でも今回は、あまりにも迷ってしまって、かなり自信がなくなりました。

もちろん、東京の電車や地下鉄が複雑すぎる、ということもあります。東京に住んでいる人でも、行ったことのない地域では迷うと言っていました。

そんなわけで、雨の中、重いバッグを背負って、傘を持って、うろうろ歩き回ることになりました。ホテルに着いたときには、もうかなり疲れていました。

まだチェックインの時間ではなかったので、重いバッグをフロントに預けて、お昼ごはんを食べに行くことにしました。

ランチは、AIに提案してもらった、おそば屋さんへ行きました。場所はすぐにわかりましたが、歩いてみると、思っていたより遠かったです。

時間が遅かったためか、お店は空いていて、ゆっくり食事をすることができました。

その間も、雨は降ったりやんだりしていました。

午後に行く場所として、AIが提案してくれたのは、ホテルニューオータニの日本庭園と迎賓館(げいひんかん)でした。雨模様だったので、外にある庭園より、建物の中を見学できる迎賓館のほうがいいと思って、迎賓館へ行くことにしました。

迎賓館は、外国の国王や大統領、首相などを迎えるために使われる建物です。

地図を見ると、迎賓館まではそれほど遠くないように見えました。ところが、実際に歩いてみると、途中に長い上り坂があったんです。

まさか、坂道だったなんて。

普通の地図を見ただけでは、平らな道なのか、坂道なのか、なかなかわかりませんよね。

私は長い坂道を、ヒーヒー言いながら上っていきました。

坂道のそばには昔のお堀が残っていて、植物もたくさんあって、雰囲気はとてもよかったです。でも、すでにたくさん歩いていたので、坂を上るのは本当に大変でした。

迎賓館は、120年ほど前に建てられた、歴史のある建物です。もともとは、皇太子が住むために建てられました。今は、外国の国王や大統領、首相などを迎えるために使われています。国宝にも指定されています。

迎賓館のいろいろな部屋を見学できて、とても面白かったです。私は、こういう歴史を感じる場所へ行くのが本当に好きなんです。

でも、迎賓館は想像していた以上に広くて、ここでもたくさん歩きました。

見学が終わったころには、もう歩いてホテルまで帰るのは無理だと思いました。それで、帰りはUberでタクシーを呼びました。

今回は、天気が悪かったことや、地下鉄でインターネットがつながらなかったこと、思いがけない坂道があったことなど、予想していなかったことがいろいろありました。

AIやGoogleマップはとても便利です。でも、地図を見ただけでは、道が坂になっていることや、荷物を持って歩くとどのくらい大変なのかまでは、なかなかわかりません。

やっぱり、実際に行ってみないとわからないことがありますね。

それでも、AIに相談したおかげで、自分では思いつかなかった場所へ行けたのは、よかったと思います。

そして、ふだんからもう少し運動して、もっと歩けるようにしたいと、あらためて思いました。

いろいろ大変でしたが、それも含めて、思い出に残る東京での時間になりました。

今回は、AIと一緒に立てた計画をもとに、東京へ行ったときのお話をしました。

計画を立てていても、実際に行ってみると、思っていなかったことがいろいろ起こりますね。

みなさんは、旅行先で道に迷ったり、予定どおりにいかなかったりしたことがありますか。

それもあとから振り返ると、旅の思い出の一つになるかもしれませんね。

それでは、今日出てきたことばを、一緒に確認しましょう。まず、単語をゆっくり読みます。次に、ナチュラルスピードで読みます。リピートやシャドーイングの練習に使ってみてください。それでは、始めます。

No. 語彙 読み方 English 中文(繁體字)
1 前泊する ぜんぱく¯する to stay the night before 提前一晚住宿
2 乗り換える のりかえ\る to transfer; change trains 轉乘
3 路線 ろせん¯ train/subway line; route 路線
4 迷う まよ\う to get lost; be unsure 迷路;猶豫
5 背負う せお\う to carry on one’s back 背在背上
6 預ける あずけ\る to leave something with someone 寄放;寄存
7 提案する ていあん¯する to suggest; propose 提議;提出建議
8 上り坂 のぼりざか¯ uphill road; slope 上坡;上坡路
9 想像以上 そうぞうい\じょう more than expected 超乎想像
10 頼る たよ\る to rely on; depend on 依靠;依賴

今回も最後までお聞きいただき、ありがとうございました。

このポッドキャストのスクリプトは、ウェブサイトで無料で公開しています。

Patreonのメンバーになると、ふりがな付きのスクリプトをPDFで読むことができます。また、音声をダウンロードして、オフラインで聞くこともできます。日本語の学習に役立てていただけたらうれしいです。

このポッドキャストを気に入っていただけましたら、ぜひフォローをお願いします。みなさんからのコメントや感想もお待ちしています。

それでは、また次回。

みなさん、よい週末をお過ごしください。


【今回の話に出てくる言葉】

■ 迎賓館(げいひんかん)

外国の国王や大統領、首相など、大切なお客様を迎えるための建物です。

a state guest house; a building used to welcome foreign kings, presidents, prime ministers, and other important guests

迎賓館;用來接待外國國王、總統、首相等重要賓客的建築

■ 国宝(こくほう)

日本にとって、とても価値が高い建物や美術品などのことです。国が指定します。

a National Treasure; a building, work of art, or other cultural property of exceptional value designated by the Japanese government

國寶;由日本政府指定、對日本具有極高價值的建築、美術品等文化資產

■ お堀(おほり)

城などの周りに作られた、水のある深い場所です。敵が簡単に入れないように作られました。

a moat; a deep, water-filled area built around a castle to protect it from enemies

護城河;建造在城堡等建築周圍的深水溝,用來防止敵人輕易進入

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です