#8 日本のお風呂〜温泉編
みなさん、こんにちは!日本語教師のたまです。
さて今回は、前回に引き続き、日本のお風呂について、話してみたいと思います。
みなさんは、温泉に行ったことがありますか?
わたしは温泉が大好きです。わたしの住んでいるところの近くには温泉がたくさんありますので、週に1回は温泉に行きます。
実は、温泉に入る時は、いろいろ気をつけないといけないことがあります。マナーがあります。
みなさんは、日本の温泉の入り方やマナーを知っていますか?
今回は、日本の温泉の入り方やマナーについて紹介していきますね。
まず、脱衣所(だついじょ)で気をつけることです。
脱衣所、とは、服を脱いだり着たりするところです。
日本の温泉に入る時は、裸になりますので、服を全部脱ぎます。下着や水着を着て入ってはいけません。
脱いだ服や、持っているバッグなどはロッカーに入れます。
小さいタオルは浴場(よくじょう)に持ち込んでもいいです。
「浴場(よくじょう)」はお風呂場のことです。家庭のお風呂ではなく、たくさんの人が入るお風呂を浴場と言います。
大きいバスタオルは持ち込むことができません。
スマホのようにカメラ機能があるものを持ち込むのは絶対にだめです。
次に、入浴する時に気をつけることです。
湯船に入る前に、かけ湯をします。からだの下の方から、だんだんお湯をかけて、お湯の温度になれるようにします。
洗い場でからだを洗って汚れを落とします。からだを洗うときは、まわりにお湯や石けんが飛び散らないように気をつけましょう。
湯船の中で体を洗ってはいけません。洗い場で体を洗います。
次に、入浴する時に気をつけることです。
湯船に入る時は、ゆっくり静かに入ってください。泳いだり、飛び込んだりするのは禁止です。タオルを湯船の中に入れてはいけません。髪の毛が長い人は、ゴムで結ぶか、キャップをかぶるなどして、髪がお湯に入らないようにしましょう。
洗い場には小さい椅子があります。シャワーを使う時は、この椅子に座ります。からだを洗ったあとは、椅子や洗面器もシャワーでお湯を流してきれいにします。
最後に、湯上がり後の注意です。
湯上がり後は、タオルで軽く水分を拭き取ってから、脱衣所に戻ります。
入浴中は、知らず知らずのうちに脱水状態になってしまうことがあります。水を飲んで、ゆっくり休むようにしましょう。
温泉では、知らない人と一緒にお風呂に入ります。お互いに気持ちよく温泉を楽しめるように、マナーに気をつけましょう。
最後に、日本の温泉ではタトゥーや入れ墨(いれずみ)があると入浴できないことがあります。入れ墨がある人は、温泉に行く前に、入浴できるかどううか、確かめた方がいいでしょう。知らない人と一緒に入る大きな浴場ではなく、温泉旅館の個室のお風呂なら大丈夫です。まわりを気にすることなく、安心して温泉に入ることができますので、試してみてくださいね。
ここまで、いろいろ温泉の入り方やマナーを紹介してきました。ちょっとめんどうな感じがしましたか?でも、そんなめんどうなことを乗り越えてでも、日本の温泉文化は味わう価値があると思います。ぜひぜひ体験してくださいね。
ちなみに、日本で温泉地が多い都道府県のランキング、3位は新潟県、2位は長野県、1位は北海道、だそうです。
ぜひいろいろな温泉地を訪れてみてくださいね。
それでは、今日はここまで。
また次回、お会いしましょう。