128 日本の永住ルールが変わる?|Will Japan’s Permanent Residency Rules Change? |日本的永久居留規定會改變嗎?

みなさん、こんにちは。「てくてく日本語」日本語教師のたまです。
この番組は、日本語を勉強している人のためのポッドキャストです。
日本の生活や文化、日本語のことについて、できるだけわかりやすい日本語でお話します。

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今回のエピソードでは、日本のニュースを、やさしい日本語で説明します。
ニュースのタイトルは「外国人の永住要件に日本語能力を追加」です。

今回の話は法律に関係がある言葉がたくさん出てきます。いま日本に住んでいる方や、これから日本に住んでみたいと思っている方には大事な言葉ですので、ぜひ最後まで聞いてもらえたらうれしいです。Patreonのわかばコースでは、ふりがな付きのスクリプトのPDFを見ることができるので、参考にしてください。
備考欄に元になったニュースのリンクも貼っておきますので、興味がある人は見てみてくださいね。

https://www.yomiuri.co.jp/politics/20251230-GYT1T00339


さて、最近、「外国人が日本に住むときのルールを見直す」というニュースがありました。
これは「外国人の永住のルールが、これから変わるかもしれない」という話です。


最初に大事なことをお話しします。
このポッドキャストを録音しているのは2026年1月です。これからお話しすることは、いま現在の時点で見ることができるニュースをもとにまとめました。
なので、この先、内容が変わる可能性があります。
詳しいことを知りたい人は、役所などの公式情報や、信頼できるニュースを確認してください。


では、まず、言葉の説明をします。

「永住(えいじゅう)」。「永住」は、在留資格(ざいりゅうしかく)のひとつです。
「在留資格」在留資格とは、日本に長く住んで仕事や留学、結婚などができる資格のことです。
在留資格には、仕事や活動の制限があります。「在留期間」在留期間は日本にいることができる期間には、3年とか5年とか制限があります。「更新手続き」在留期間の期限が来たら、その期間を延長するための手続きが必要です。

しかし、永住の資格を取ると、「在留期間」の制限がないので「更新手続き」が必要ではありません。また、仕事や活動の制限も少なくなります。なので生活が安定しやすいと言われています。


今回のニュースでは、この「外国人の永住のルールが、これから変わるかもしれない」という話をしています。

このニュースでポイントになっている点を、3つに分けて説明します。

1つ目は、永住の許可をもらうための「要件(ようけん)」が増えるかもしれない、という話です。要件というのは、「そのために必要な条件」です。
ニュースでは、永住許可の要件に、日本語能力を入れる方向だ、と言っています。
これは、日本語能力によって、永住許可がもらえるかどうか決まるということです。

これはみなさん、気になりますよね。わたしも気になります。
もし永住許可のために日本語が必要になるとしたら、「どのぐらい勉強したらいいの?」と思う人が多いはずです。
ただ、このニュースの段階では、「どんなテストを使うのか」「どのぐらいのレベルが必要か」そういう細かいことまでは、はっきり書かれていません。

でも、制度がどうなるかとは別に、現実の生活として、永住を考えるなら、日本語は「できればできるほど安心」なのは、まちがいないと思います。

目安として言うと、N3は、日常生活の会話や、やさしい説明がだいたい分かるレベルですよね。
ここまでできている人は、もう基礎(きそ)はあります。
次に必要になるのは、「役所で使う日本語」「書類の日本語」「仕事の日本語」です。

たとえば、役所からの書類を読む、仕事で電話を受ける、まわりの人と情報交換する。
こういう「社会の日本語」が、安心につながります。

なので、もし永住資格をとりたいと考えているなら、まずは、N3レベルの「生活の日本語」をしっかり身につけて、それから、だんだん「社会の日本語」に慣れていきましょう。たとえば、日本人との交流の機会を増やす、新聞や雑誌を読む習慣をつける、日記や作文など日本語で文章を書く機会を作る。小学校の漢字ドリルなどを活用して漢字を覚える。など、できることはいろいろあります。

このように「生活の言葉」にプラスして「社会の日本語」を目標に勉強していくといいと思います。


2つめのポイントは、収入基準(しゅうにゅうきじゅん)、つまり「どのくらい収入が必要か」ということです。現在も収入基準はありますが、はっきりした金額は公表されていません。新しいルールではこの基準が厳しくなるのではないかといわれています。


では、どうしてルールがこのように厳しくなるのでしょうか。

日本には長く住んでいる外国人が増えています。でも、長く住んでいても日本語がうまく話せないと、ゴミの出し方や生活のルールが分からなくて、近所の人とトラブルになることがあります。

ですから、政府は「日本でみんなと楽しく一緒に生活するためには、『日本語ができること』と、『自分でお金を稼いで生活できること』が、とても大切だ」と考えました。

これからは、「日本に長くいるから」という理由だけではなく、「日本の社会のルールを守って、一緒に生きていける力があるか」がチェックされるようになります。

日本の政府は「ルールをしっかり守る人に、長く住んでほしい」と考えているようです。


では、そのために日本人や日本の社会が、外国人のためにできることはないのでしょうか。


これが3つめのポイント。「学ぶプログラム」を作る、ということです。

ニュースでは、日本語だけではなく、日本の文化や、法制度(ほうせいど:法律のしくみ)を、まとめて学ぶプログラムを作る、という内容が出ていました。

たとえば日本では、税金、年金、健康保険、住民票の手続き、ゴミの出し方など、「知らないと困るルール」が、けっこう多いですよね。
外国人に日本の生活のルールや文化を理解してもらい、トラブルを減らしたい、という考え方だと思います。

ここまでを、まとめます。


このニュースでの永住のポイントは、主に3つです。
一つ。永住の要件に、日本語能力を入れる方向
二つ。永住の要件に、収入基準を入れる方向。
三つ。日本語、文化、法制度を学ぶプログラムを作る方向。


気をつけてほしいことがあります。これらの新しいルールは、まだ決まっていません。
これからの国の話し合いで、内容が変わる可能性があります。
心配な人は、政府や役所の公式情報や、信頼できるニュースを確認してください。
みなさんの国でも外国人が永住する時のルールがあると思います。みなさんの国では、どんなルールがありますか?よかったらコメントで教えてください。


では、今日のエピソードに出てきた単語を練習しましょう。まず、単語をゆっくり読みます。そのあと、ナチュラルスピード で読みます。リピートやシャドウイングの練習に使ってみてください。

それでは、始めます。

No. 語彙 ふりがな 英語 中文(繁體)
1永住えーじゅー¯permanent residence永久居留
2在留資格ざいりゅー¯し\かくresidence status / visa status在留資格
3在留期間ざいりゅー¯き\かんperiod of stay在留期間
4制限せーげ\んrestriction / limit限制
5更新手続きこーしん¯てつ\づきrenewal procedure更新手續
6収入基準しゅーにゅー¯き\じゅんincome standard收入基準
7税金ぜーきん¯tax稅金
8年金ねんきん¯pension年金
9健康保険けんこーほ\けんhealth insurance健康保險
10住民票じゅーみんひょー¯residence record (certificate)住民票
11法制度ほーせ\ーどlegal system法律制度
12公式情報こーしき¯じょ\ーほーofficial information官方資訊








それでは、今回も最後までお聞きいただきありがとうございました。

このポッドキャストのふりがな付きのスクリプトは、Patreonで見ることができます。もしスクリプトを見ながら聞きたいという人がいたら、Patreonのわかばメンバーに参加してください。少し難しい単語は、英語の訳と中国語の訳もついています。ぜひ参考にしてください。

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みなさんからのコメントもお待ちしています!

それでは、今日はここまでとなります。
また次回、お会いしましょう。

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