#84 日本の田舎ってどんなところ?

みなさん、こんにちは。「てくてく日本語」日本語教師のたまです。
この番組は、日本語を勉強している人のためのpodcastです。
日本の生活や文化、日本語のことについて、できるだけわかりやすい日本語でお話します。
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みなさん、こんにちは。
今日は日本の田舎について、お話ししようと思います。
みなさんは日本の田舎に行ったことがありますか?
日本の田舎について、理解するために、まず、大都市からイメージしてみましょう。
みなさんは、日本旅行の時、まず、飛行機で日本の空港に着きますよね。
たとえば、東京、大阪、名古屋の空港。これは大都市です。
仙台、広島、熊本、新潟、岡山などは、地方都市。地方都市は、東京や大阪などの大都市から離れたところにあって、東京や大阪ほど大きくない都市です。
日本の面積でみると、大都市と地方都市でだいたい40%だそうです。
ということは、残りの60%は田舎、ということになりますね。
そう、日本のほとんどの地域が田舎なんですね。
地方都市から車で1時間くらいドライブすれば、だいたい田舎に行くことができます。
田舎は、家やお店が少なくて、人も少ないです。田んぼや畑がたくさんあります。田んぼはお米を育てるところ、畑は野菜を作るところです。近くには山や川があって、自然に囲まれています。
たとえば、わたしが住んでいるところは、けっこう田舎です。電車やバスがなくて、車がなければ生活できない。近くのスーパーまで車で30分近くかかる。コンビニもない。レストランや映画館などもない。小さい診療所、クリニックはあるけれど、大きい病院まで車で30分かかる。
こうやってみると、田舎は不便なイメージですね。
でも、わたしが住んでいる田舎のすばらしいところは、空気がきれいで、星空が美しいところです。空いっぱいに星が見えます。ほんとうにきれいです。それから、季節の変化がよくわかります。今は3月で、まだ寒いですが、4月になるといっせいに花が咲き始め、それは見事です。山や川が近くにあって、自然に囲まれています。人が少なくて、のんびりした時間が過ごせます。新鮮な野菜や果物が食べられます。そして、旅行する人にとっては、ホテルや旅館代も安いです。
みなさんは田舎に興味がありますか?
田舎は電車やバスが少ないので、旅行者にとっては不便ですね。でも、もし運転ができるなら、レンタカーを借りて、田舎に行ってみるとおもしろいと思います。
実際、日本の田舎は地域によって、それぞれ違う特徴があります。食べものはもちろん、建物や、文化、言葉も違います。景色ももちろん、全然違いますね。そして、田舎の人は、都会と比べて気さくな人が多いです。気さく、というのは、フレンドリー、親切で話しやすいことです。田舎の人となかよくなって、いろいろおしゃべりするのもきっと楽しいと思います。
日本は有名な観光地や、おいしいレストランもたくさんありますが、田舎にもすばらしい魅力がたくさんあります。みなさん、もし機会があったら、ぜひ日本の田舎に行ってみてくださいね。
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では、今日のエピソードに出てきた単語を練習しましょう。まず、単語をゆっくり読みます。そのあと、ナチュラルスピード で読みます。リピートやシャドウイングの練習に使ってみてください。WEBサイトにスクリプトがあります。スクリプトにはアクセント記号も書いてあります。アクセントはいろいろなパターンがありますので、参考としてみてください。
それでは、始めます。
1 田舎 いなかー
2 大都市 だいと\し
3 地方都市 ちほーと\し
4 面積 め\んせき
5 ドライブ どら\いぶ
6 診療所 しんりょーじょー
7 すばらしい すばらし\い
8 星空 ほしぞ\ら
9 いっせいに いっせーーに
10 見事な み\ごとな
11 レンタカー れんた\かー
12 特徴 とくちょーー
13 気さくな きさくーな
14 魅力 みりょくー
今回は地名もたくさん出てきたので、練習しましょう。
1 東京 とーきょーー
2 大阪 おーさかー
3 名古屋 な\ごや
4 仙台 せ\んだい
5 広島 ひろしまー
6 熊本 くまもとー
7 新潟 にーがたー
8 岡山 おか\やま
*アクセント記号は『NHK日本語発音アクセント新辞典』を参考に、「第1アクセント」(最初に覚えるならこれがお勧め)を表示しています。
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いかがだったでしょうか。
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それでは、今日も最後までお聞きいただきありがとうございました。
また次回、お会いしましょう。
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