#57 「親知らず」に虫歯ができた
みなさん、こんにちは。「てくてく日本語」日本語教師のたまです。
この番組は、日本語を勉強している人のためのpodcastです。
日本の生活や文化、日本語のことについて、できるだけわかりやすい日本語でお話します。
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7月8月と猛暑が続きましたね。9月になって少し、暑さも和らいで、涼しい風も感じられるようになりました。みなさん、体調はいかがですか。
夏から秋への季節の変わり目は、特に体調を崩しやすいですね。体の調子が悪くなりやすいです。昼間はまだ暑いのに、朝晩は気温が下がって冷えることが多くなりました。この気温差、気温の違いがよくないですよね。みなさん、気をつけましょうね。
さて、最近わたしは歯医者に通っています。歯医者さんに行っています。
右の下の奥の「親知らず(おやしらず)」に虫歯ができちゃったんです。
*親知らず:wisdom teeth/智齒
「親知らず」は、大人になってから生えてくる奥の歯のことです。この歯は、普通の歯よりも遅く、20歳ごろに生えてくることが多いです。親が知らない間に生えてくるという意味で「親知らず」と呼ばれているそうです。
昔は、親知らずは抜いたほうがいいと考えられていました。抜く、というのは、中に入っているものを引っ張って取る、という意味です。
わたしも若い頃、親知らずを抜いたことがあります。抜く時は麻酔をするし、口をずっと開けていないといけないので、大変です。特に親知らずは一番奥の歯なので、時間もかかります。
親知らずを抜いた覚えがあるので、もうわたしには親知らずはないと思っていました。
でも今回、歯が痛くなって歯医者さんに行ったら、親知らずの虫歯だとわかりました。
親知らず、まだ残ってたんだ、とちょっとびっくりしました。
お医者さんに、抜いてもいいし、抜かないで治療してもいいですよ、どうしますか、と聞かれました。
親知らずは奥の方にあるので、歯を磨いてもきれいに磨くことができなくて、虫歯になりやすいのだそうです。だから、あえて治療をしないで、抜いてしまった方がいい場合があるそうです。
今回は、抜かずに治療もできる、ということだったので、抜かないことにしました。
1回目の治療では、まず、麻酔を注射しました。3本くらい注射をしました。そして、歯を削って、虫歯の部分を取り除きました。そのあと、消毒して、薬を中に詰めました。
そのあとも何回か通って、治療をしました。歯を削ったので、穴に詰め物をしました。詰め物というのは、虫歯になったときに、削った歯の穴をふさぐために使う材料です。虫歯の部分を取った後、そのままだと食べ物が入って痛くなったり、歯が弱くなったりします。詰め物を入れることで、歯を元の形に戻して、しっかり噛めるようにします。
そんな感じで、虫歯の治療をしました。今回は軽い虫歯だったので、こんな感じでした。もし、虫歯がもっとひどくて、症状が重かったら、神経を抜く治療をします。さらにもっと悪い状態だったら、歯を抜くことになります。
歯医者さんにいったあとは、「これからはまじめにちゃんと歯磨きするぞ」って思って、食事の後にしっかり歯を磨くんですけど、しばらくすると、だんだん手抜きをするようになっちゃいます。「手抜き」というのはやらなければならないことをちゃんとやらずに、簡単に済ませることです。だめですね〜。
今はまだ、入れ歯、人工の歯のことですね、入れ歯はないですが、これからもずっと自分の歯で食べられるように、歯のお手入れをきちんとやらなくちゃ、と思います。
みなさんは、歯のお手入れ、メンテナンス、してますか?どんなお手入れをしていますか?ぜひコメントで教えてくださいね。概要欄にメッセージフォームのリンクがありますし、Spotifyのスマホのアプリでも、コメントが書けるようになりました。YouTubeのコメント欄でもOKです。メッセージお待ちしています!
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では、今日の単語を復習しましょう。WEBサイトにスクリプトがありますので、みなさん、どうぞ利用してくださいね。
それでは、始めます。
1 気温差(きおんさ)
2 親知らず(おやしらず)
3 生える(はえる)
4 抜く(ぬく)
5 麻酔(ますい)
6 治療(ちりょう)
7 消毒(しょうどく)
8 削る(けずる)
9 詰め物(つめもの)
10 手抜き(てぬき)
11 入れ歯(いれば)
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今日も最後までお聞きいただきありがとうございました。
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また、リクエストや感想などのコメントもお待ちしております。
それでは、今日はここまで。
また次回、お会いしましょう。
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