#86 【Vlog解説】味噌仕込み
みなさん、こんにちは。「てくてく日本語」日本語教師のたまです。
この番組は、日本語を勉強している人のためのpodcastです。
日本の生活や文化、日本語のことについて、できるだけわかりやすい日本語でお話します。
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みなさん、こんにちは。
今日は、Youtubeに動画を投稿したよ、という話と、その動画の内容についてお話ししようと思います。
このPodcast、いまわたしが配信しているPodcastですが、これは、配信すると、RSSという機能で、自動的にYoutubeに投稿されているんですね。特にわたしが何もしなくても、Youtubeにアップされる、投稿されるんです。Podcastを配信すると、すぐ、YoutubeでもこのPodcastを聞くことができるようになっています。
とても簡単にアップできるので楽なんですが、その代わり、そのアップされた投稿は、編集ができないんです。どういうことかというと、動画じゃなくて、ずっと静止画。止まっている画像なんですね。Podcastの音声は流れているんですが、画像は全然動かないんです。
ただ音声を聞くだけならそれでもいいんですが、全然動かない画像はあまりおもしろくないかもしれない。それで、いつか、ちゃんとした動画を撮って、編集して、アップしたいなあと思っていたんですね。
先日ですね、夫と友だちが、お味噌を作る計画をしました。
夫と友だちは、毎年冬にお味噌を作っています。今年も作ると言うので、これはチャンスだ、お味噌を作る様子をみなさんに紹介できる、と思って、動画を撮りました。
そして、編集して、先日、ついにアップしました。
今回のPodcastのエピソードは、その動画の解説、Vlogの解説ということで、お味噌作りについてお話しようと思います。動画では説明できなかったことなども解説します。動画を見ながら、聴いてもらえるとよりわかりやすいかと思いますので、ぜひ動画も見てみてくださいね。
まず、お味噌について。みなさんは日本でお味噌汁を飲んだことがあるでしょうか。和食のお店にいけば、たいてい、メニューにありますね。メニューにあるというより、定食とかのセットになって、出てくることが多いかと思います。
お味噌汁は、お味噌をとかしたスープに、いろいろな具材、材料が入っています。野菜や豆腐、お肉やお魚が入ることもあります。
味噌汁は栄養がたくさんあって、健康にいいし、美容効果、お肌をきれいにする効果も高いといわれています。
で、お味噌の原料ですが、大豆、塩、こうじ。この3つだけです。これで、お味噌は作れるんです。
では、作り方です。まず、大豆をやわらかく煮ます。
次に大豆をつぶします。今回は量が多かったので、ミキサーを使いました。動画では、できるだけ簡単な日本語で紹介しようと思ったので「ミキサー」と言っていますが、この道具、実はいろいろな呼び名、名前があります。「ミンサー」「ミンチ機」「ミートチョッパー」などなど。なので、もし、この道具が買いたいとき、ネットで検索するときは、「ミンサー」「ミンチ機」「ミートチョッパー」などのワードで検索してみてくださいね。
さて、大豆をつぶしたら、次に、こうじと塩を混ぜ合わせます。
こうじは、お米に「麹菌」という特別な菌をつけて発酵(fermentation)させたものです。味噌だけでなく、醤油、みりん、日本酒も、麹を使って作ります。味噌、醤油、みりん、お酒、どれも日本の料理に欠かせない基本的な調味料です。こうじがどんなに大切な働きをしているかわかりますよね。しばらく前に「塩麹」が流行りました。流行しました。麹を使って自分で塩麹を作る人も増えました。塩麹も調味料としてポピュラーになりましたよね。
今回は「生こうじ」生のこうじを使いました。乾燥させていない生のこうじです。生こうじは水分が多いので、長い間保管できません。保管するときは冷蔵庫に入れる必要があります。乾燥こうじは、乾燥しているので、保管できる期間も長いです。ほぼ一年中スーパーなどで買うことができます。生麹は、冬の時期しか売っていないものが多いです。生麹のほうが、発酵の力が強い、香りがいい、などといわれています。なので今回は、生麹を使って仕込みました。
そうそう、仕込む。この言葉の意味は、準備する、という意味です。でも、ただ準備するのではなく、長い時間のあと、その結果が出るようなものを準備するときに使います。特に、お味噌とかお酒などの発酵食品、できあがるまでに時間がかかるものを準備するときに「仕込む」を使います。味噌作り、という言い方もしますが、味噌を仕込む、というと、原料を入れ物に入れて保管するというイメージが強くなります。
味噌の作り方の話に戻りますね。麹と塩を混ぜ合わせます。
塩は、今回は海水、海の水から作られた天然の塩を使いました。天然の塩はうまみがあって、おいしいんです!
麹と塩を混ぜたら、さっきつぶした大豆に入れます。そして、手で混ぜ合わせます。水分が足りなかったら、大豆の煮汁、大豆を煮た時の水分を足します。いつものお味噌と同じぐらいの硬さになればOKです。
そして、大豆を入れ物に入れます。手で丸めて、ボールのような形にして、入れ物に入れます。今回は「甕」を使いました。甕は大きな陶器の入れ物です。陶器は土を使って焼いてつくるものです。この甕に、大豆のボールを投げて入れます。少しずつ投げ入れて、空気を抜きます。味噌は、空気が入るとカビ(Mold)が生えやすくなります。カビは、湿った場所や、古い食べ物にできるものです。なので、空気が入らないように手で押し込んで空気を抜きます。
大豆を詰め終わったら、表面に塩をふって、味噌仕込みができあがりました。
これを約半年間保管したら、おいしい味噌になります。
ところで、今回、動画でも話しましたが、こうじの分量をまちがえちゃったんですよね。ほんとうは2キロなのに、4キロ入れちゃった。こうじが多くてもお味噌はできるけど、甘いお味噌になるそうです。だいじょうぶですかねー。ちょっと心配ですね。
まあ、どんな味になっても、自分でつくったお味噌には特別な気持ちを感じるんじゃないでしょうか。
そんなこんなで味噌仕込みの動画を撮りました。
いやあ、動画の編集って大変ですね。慣れていないので、たった5分ほどの動画なのに、編集に3日くらいかかりました。編集用のソフトも、何がいいかわからないからいろいろ試したりしました。
動画を作ってる人ってほんとすごいなあと思います。
わたしもできたらこういう日常を撮影したVlogや、日本語の練習になるような動画も作ってみたいなあと思っているんですが、なかなか、大変ですね。でも、おもしろかったです。
よかったら見てみてくださいね。
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では、今日のエピソードに出てきた単語を練習しましょう。まず、単語をゆっくり読みます。そのあと、ナチュラルスピード で読みます。リピートやシャドウイングの練習に使ってみてください。WEBサイトにスクリプトがあります。スクリプトにはアクセント記号も書いてあります。アクセントはいろいろなパターンがありますので、参考としてみてください。
それでは、始めます。
1 配信する はいしんーする
2 機能 き\のー
3 自動的 じどーーてき
4 静止画 せーしーが
5 解説する かいせつーする
6 具材 ぐざいー
7 美容効果 びよーーこ\ーか
8 麹 こーじー
9 つぶす つぶすー
10 検索する けんさくーする
11 菌 き\ん
12 発酵 はっこーー
13 流行る はや\る
14 ポピュラー ぽ\ぴゅらー
15 仕込む しこ\む
16 入れ物 いれものー
17 混ぜ合わせる まぜあわせ\る
18 投げ入れる なげいれ\る
19 カビが生える かびーがはえ\る
20 分量 ぶんりょ\ー
*アクセント記号は『NHK日本語発音アクセント新辞典』を参考に、「第1アクセント」(最初に覚えるならこれがお勧め)を表示しています。
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いかがだったでしょうか。
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今日も最後までお聞きいただきありがとうございました。
それでは、今日はここまで。
また次回、お会いしましょう。
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