#70 レシピを聞く「肉じゃがの作り方」
みなさん、こんにちは。「てくてく日本語」日本語教師のたまです。
この番組は、日本語を勉強している人のためのpodcastです。
日本の生活や文化、日本語のことについて、できるだけわかりやすい日本語でお話します。
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みなさん、こんにちは、いかがお過ごしでしょうか。
さて今日は、新しいシリーズ「レシピを聞く」ということで、始めていきたいと思います。
レシピとは、料理の作り方、調理法です。
みなさんは、お料理好きですか?どんな料理が得意ですか?
料理をするときに、レシピを見ます?
今はインターネットで検索すれば、いろいろな料理のレシピが出てきますよね。動画もたくさんあります。本屋さんに行けば、レシピ本もたくさんあります。
このシリーズでは、日本の家庭でよく作られる料理の作り方、レシピを紹介していこうと思います。みなさんはレシピを聞いて、どんな材料を使って、どんなふうに作るか、聞き取ってみてください。そのあと、内容を解説します。
それでは「レシピを聞く」シリーズを始めます。第1回は、「肉じゃが」です。
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みなさんは肉じゃが、食べたことありますか。肉じゃがは、日本の家庭料理の定番、誰もが知っていて人気がある料理です
では、肉じゃがの作り方をご紹介しますね。
まず、肉じゃがの材料 これは3〜4人分です。
じゃが芋 … 3〜4個
玉ねぎ … 1個
牛肉 … 200gくらい
油 … 小さじ1
水 … 300ml
つぎに、煮汁の材料です
醤油 … 大さじ4
みりん … 大さじ3
酒 … 大さじ3
砂糖 … 大さじ3
では、作り方です。
じゃが芋は皮をむいて、3~4センチくらいの大きさに切ります。
玉ねぎは半分に切ってから、6等分のくし形に切りにします。くし切りにします。
鍋に油を小さじ1を入れて、火にかけます。火加減は中火くらい。そして、鍋が熱くなったら、はじめにじゃが芋と玉ねぎを入れます。お箸で全体を混ぜながら炒めます。
野菜の表面が少し透明になったら、水300mlを加えます。水が沸騰してきたら、お肉を入れます。
お肉を入れると鍋の中の温度が下がるので、再び沸騰するまで待ちます。沸騰してきたら、お玉でアクをすくい取ります。
そうしたら、調味料を加えます。調味料は、醤油、みりん、酒、砂糖ですね。これを加えて、全体に混ぜ合わせます。
それから、落とし蓋をして火を少し弱め、10分〜15分煮ます。
じゃが芋がやわらかくなったらできあがりです。
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みなさん、どうですか?聞き取れましたか?
それでは、解説していきましょう。
レシピの名前は「肉じゃが」。これは、肉とじゃがいもを醤油や砂糖などで煮た料理のことです。肉とじゃがいもなので、肉じゃが。
煮る、というのは鍋に材料を入れて、火を使って材料を柔らかくしたり味をつけることです。
材料は、玉ねぎやにんじん、糸こんにゃくなどを入れることもあります。肉は、牛肉以外に、豚肉、鶏肉などを使うこともあります。
今回紹介したレシピでは、主な材料は、じゃがいも、玉ねぎ、牛肉です。
味をつけるための調味料は、醤油、みりん、酒、砂糖です。
まず、じゃがいもは皮をむいて、3~4センチくらいの大きさに切ります。
たまねぎは半分に切ってから、6つに「くし切り」します。「くし切り」は、丸いものを半分に切ってから、さらに細長い三角形になるように切る方法です。切った形が「くし」のように見えるので、「くし切り」といいます。
次に、鍋に油を小さじ1入れて、中火で温めます。
日本の料理ではよく、大さじ、小さじという言葉が出てきます。これは料理のときに使うスプーンの大きさです。大さじは15ml(ミリリットル)の液体が入るスプーン、小さじは5ml(ミリリットル)の液体が入るスプーンです。日本の料理では、調味料を細かく量ることが多いので、簡単に量ることができるように、このスプーンを使います。なので、日本のレシピには「大さじ」「小さじ」という言葉がよく登場します。
油が熱くなったら、じゃがいもとたまねぎを鍋に入れて、全体を混ぜながら炒めます。炒めるときは、お箸を使ったり、へら、スパチュラを使ったりします。
次に、水300mlを鍋に入れて、火を強くして沸騰させます。沸騰する、これは、水やお湯がとても熱くなって、泡が出る状態です。ぐつぐつと音もします。
お湯が沸騰したら、肉を入れます。 肉を入れると、お湯の温度が下がりますね。なので、もう一度沸騰するまで待ちます。
もう一度沸騰してくると、今度はアクが出てきます。「アク」というのは肉や野菜を煮たときに出てくる、茶色っぽい細かい泡です。これを、お玉ですくって取り除きます。「お玉」は、スープなどをすくうための大きなスプーンのような道具です。お玉を使って、お湯の上に浮いている茶色っぽい泡、アクをすくって取ります。アクが残っていると、料理の味や見た目があまりよくないです。
次に、調味料を入れます。調味料は、醤油大さじ4、みりん、酒、砂糖はそれぞれ大さじ3入れます。大さじ4、というのは大きなスプーン4杯分の量ということです。スプーンで調味料を量りながら、鍋に入れていきます。
この調味料の味がついた汁、スープのことを煮汁(にじる)といいます。
そして、全体を混ぜ合わせます。箸などでかき混ぜます。
そのあと、落とし蓋をします。「落とし蓋」さて、これは何だと思いますか?「落とし蓋」は、鍋の大きさより少し小さい丸い蓋です。煮物を作るときに、材料の上に直接のせます。落とし蓋は日本料理の独特の使い方です。落とし蓋をすることで、全体にしっかり味がつきます。また、野菜の形がこわれません。特に肉じゃがのように、じゃがいもを使う料理では、じゃがいもの形が崩れやすいです。落とし蓋をすると、きれいにできます。
落とし蓋をしたら、火を少し弱くします。そして、10分から15分くらい煮ます。
じゃが芋が柔らかくなったら、できあがりです。
じゃが芋や玉ねぎの中まで味がしみ込んで、ほんのり甘い肉じゃがは、ごはんのおかずにぴったりです。
肉じゃがの作り方、レシピの解説は以上です。いかがでしたか?
よかったら、肉じゃが、ぜひ作ってみてくださいね。
作り方が気になる方は、ブログにスクリプトがあるので、見てください。写真も載せてありますので、参考にしてくださいね。
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では、今日の単語を復習しましょう。今回は、料理に関係するちょっと専門的な言葉が出てきました。でも、日本の家庭料理ではよく使う言葉です。もしあなたがお料理が好きならぜひ覚えてくださいね。
では、始めます。
1 レシピ
2 調理法
3 肉じゃが
4 くし切り
5 大さじ
6 小さじ
7 へら
8 沸騰する
9 アク
10 茶色っぽい
11 お玉
12 落とし蓋
13 崩れる
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このPodcastのスクリプトがWEBサイトにあります。
それから Youtubeでも日本語の字幕があるので、読みながら聞きたい人は、Youtubeでも聞いてみてください。自分が読みたい言語の字幕を出すこともできます。自動翻訳なので、正確ではないですが、参考として見てもらえれば、と思います。
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今日も最後までお聞きいただきありがとうございました。
それでは、今日はここまで。
また次回、お会いしましょう。