#62 駅員の一日【N4/N3】
みなさん、こんにちは。「てくてく日本語」日本語教師のたまです。
この番組は、日本語を勉強している人のためのpodcastです。
日本の生活や文化、日本語のことについて、できるだけわかりやすい日本語でお話します。
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今回は、ショートストーリーをお話しします。短いお話です。
タイトルは「駅員の一日」。駅員というのは、鉄道の駅のホームや改札で働いている人です。駅でどんな仕事をしているのでしょう。聞いてみてくださいね。
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駅員の一日
駅員の仕事は、いろいろな種類があります。改札でお客さまのご案内をする仕事、ホームで安全を確認したり、電車の行き先をアナウンスする仕事、忘れ物を扱う仕事、切符を売る仕事など、いろいろな仕事をみんなでやっています。
では、駅員の一日を紹介します。
今日は午後1時に、駅に着きました。制服に着替えて仕事の準備をしました。
まず最初に、ホームで案内の仕事をしました。ホームの仕事は、いろいろなことの安全確認です。駅に電車が入ってくるときに、ホームや線路が安全であることを確認します。そして、お客さまがみんな電車に乗ったことを確認して、出発の合図をします。電車が出発した後も、ホームや線路の安全を確認します。
次に、改札口で仕事をします。改札口は、駅のホームに入るところで、切符を確認するところです。改札口の仕事は、お客さまのご案内が中心です。迷っているお客さまに道を教えたり、切符の使い方を説明したりします。迷子や具合を悪くされた方のお手伝いなどもします。外国人のお客さまには、英語で案内したり、翻訳アプリを使って説明したりします。
次に、忘れ物の受け付けの仕事です。忘れ物とは、うっかり忘れてしまった物のことです。駅やホームに忘れ物があった場合、保管しておきます。その忘れ物をとっておきます。そして、忘れ物をした人から連絡があったら、お渡しします。毎日たくさんの忘れ物があるので、管理が大変です。
夕方は、切符や定期券を売る窓口の仕事です。定期券は、毎回お金を払わなくても、1か月、3か月など、決められた期間中何回でも乗ることができる券です。会社や学校に通うため毎日使う人がよく買います。お客さまの話をよく聞いて、親切に説明するようにしています。
夜8時に休憩します。お弁当を食べて、少し休みます。
それから、夜中の0時まで、ホームの仕事や、忘れ物の仕事をします。
夜中の1時に駅の仕事が終わります。駅のシャッターを閉めます。
今日は家に帰りません。夜も職場に泊まって働く日です。駅の宿舎に泊まります。お風呂に入って、リラックスしてから寝ます。
朝の4時に起きます。4時半に駅のシャッターを開けて、仕事が始まります。お客さんが駅に入ってくるので、改札の仕事をします。
5時半に休憩があります。朝ごはんを食べたり、少しだけ休むために寝たりします。
それからまた、ホームの案内や、改札の仕事をします。
11時半に仕事が終わりました。着替えて、駅を出て、うちに帰ります。
職場に泊まって働く日は、睡眠時間が短くて少しつらいです。でも、駅員の仕事をしていて、お客さまに「ありがとう」と言っていただいた時はとてもうれしいです。もっとがんばろう、という気持ちが出てきます。これからもお客さまに喜んでもらえるよう、努力していこうと思っています。
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では、今日の単語を復習しましょう。WEBサイトにスクリプトがありますので、みなさん、どうぞ利用してくださいね。
それでは、始めます。
1 改札
2 忘れ物
3 制服
4 着替える
5 線路
6 迷子
7 うっかり
8 保管する
9 定期券
10 窓口
11 休憩する
12 シャッター
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このPodcastのスクリプトがWEBサイトにあります。
それから Youtubeでも字幕(じまく)、subtitlesをつけてアップしています。読みながら聞きたい人は、Youtubeでも聞いてみてください。日本語の字幕と、英語、中国語の字幕もあります。英語と中国語は、自動翻訳(じどうほんやく)、コンピューターの翻訳を、わたしが少し直しています。でも、専門の翻訳ではないので、間違っているところもたくさんあると思います。参考程度に見てくださいね。
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今日も最後までお聞きいただきありがとうございました。
それでは、今日はここまで。
また次回、お会いしましょう。
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