#54 花火のオノマトペ

みなさん、こんにちは。「てくてく日本語」日本語教師のたまです。
この番組は、日本語を勉強している人のためのpodcastです。
日本の生活や文化、日本語のことについて、できるだけわかりやすい日本語でお話します。

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みなさん、こんにちは。お元気でしょうか。
先日、わたしのうちの近くで花火大会がありました。小さな花火大会ですが、いろいろな種類の花火があがって、とてもきれいでした。

みなさんは、花火大会で、打ち上げ花火を見たことがありますか?
打ち上げ花火は、地面から空に向けて花火を上げて、空で大きく開く花火のことです。

打ち上げ花火が上がる時の音、みなさんはどんなふうに聞こえますか?
今日は、花火のオノマトペ、擬音語(ぎおんご)を紹介します。

では早速、花火が上がる時の音を聞いてみてください。

(音声)

ヒューッ、ドン!

ヒューッというのは、花火が空に上って行く時の音です。
そして、ドン!と大きい音がして花火が開きます。

花火が空に上がって行く時は、こんなふうにヒューッ、とか、ヒュルヒュルヒュルと音が聞こえます。
花火が開く時は、ドン、ドカン、バン、など、いろいろな音がします。

では、次は連続花火。たくさんの花火がいくつも続いて上がる時の音です。

(音声)

ドンドン、パンパン、ドドン、パンパン

たくさんの花火が次々に上げられている様子です。
ドドン、パンパン、とリズムがいいですよね。
花火をあげる人「花火師さん」といいます。花火師さんは、このリズムが気持ちよく感じられるように工夫しているのだそうです。

では、次は、花火大会の最後に打ち上げられる花火です。

(音声)

バチバチバチ、ズババババ、ドドドドド、シャー

って感じですね。すごい迫力ですね。
最後のシャーという音は、火花、小さな火の粉が落ちてくる時の音ですね。

火花が落ちてくる時の音は、ほかに、チリチリとかパチパチ、パラパラと聞こえるものもあります。

花火大会の最後に打ち上げる花火は、「スターマイン」といって、いろいろな種類の花火を連続してたくさん打ち上げます。とても華やかで迫力があります。スターマインを見たあとは、気分がスカッとします。スカッとする、というのは、気持ちがすっきりする、ストレスがなくなる感じです。

最後に、先日わたしのうちの近くで行われた花火大会の音を流します。ちょっと長いですが、聞いてみてください。

(音声)

ヒュー、ズバーン、ドドーン、パンパン、トトトトト

花火が打ち上げられる時のズバーンという音と、上がって行く時のヒューッという音、花火が開く時のドーン、バーンという音。最後は連続してトトトトト、と軽い音が聞こえました。そして、この場所は山の近くなので、山に響いて、ゴオオオという感じの音も聞こえますね。

花火の音を聞くと、夏だなあ〜って感じがしますねー。

いかがですか?みなさんは花火の音がどんなふうに聞こえますか?

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感想やリクエストもぜひお寄せください。

では最後に、今日の単語を復習しましょう。WEBサイトにスクリプトがありますので、みなさん、どうぞ利用してくださいね。
それでは、始めます。

1 打ち上げ花火(うちあげはなび)
2 オノマトペ
3 擬音語(ぎおんご)
4 花火が上がる(はなび あがる
5 花火を上げる(はなび あげる
6 花火が打ち上げられる(はなびが うちあげられる
7 花火が空に上る(はなびが そらに のぼる
8 花火が開く(はなびが ひらく)
9 花火師(はなびし)
10 火花(ひばな
11 迫力がある(はくりょくが ある)

今日も最後までお聞きいただきありがとうございました。
それでは、今日はここまで。
また次回、お会いしましょう。

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